タロットとは絵の描かれた78枚のカードを使い占うものです。
占いと一言で言っても、世の中にはたくさんの占術があふれています。
どの占術も素晴らしいものですが、どの占術にも、得意分野とそうでない分野があります。
タロットの得意とすることは
- 近未来の運勢
- 気持ちを知る
- 使命を知る
- 前世から託されたテーマを知る
「近未来」と書きましたが、残念ながらタロットで占えるのはせいぜい1、2年後までの未来です。むしろ「今、どうすべきか?」を占うのに向いていると言うことです。
また、タロットというと、どうしても「恋愛占い」のイメージが濃いように思いますが、
それは「今あの人はわたしのことをどう思っているのだろう?」という気持ちを知ることに長けている所以です。
他人の気持ちばかりでなく、タロットでは思いがけず自分でも気づいていなかった自分の本心に気づかされることも多々あり、鑑定においても相談者の方に「先生、そうです。わたし本当はそういう気持ちでした」と驚かれることがあります。
使命や、前世からの託されたテーマを知ることができるのもタロットのおもしろいところです。
78枚の中の大アルカナ(メインのカード)はメジャーカードとも呼ばれ、魂の成長を表し、起きていることのテーマ、また、哲学や神なる領域を表します。
小アルカナ(補助的に使うカード)はマイナーカードとも呼ばれ、運勢、出来事、今起きている問題をわかりやすく教えてくれます。
大アルカナ22枚だけ鑑定することもできますが、やはりプロとしてタロット占いをしていきたいのであれば78枚をマスターすることをお勧めします。
タロットカードを使って占うには閃きや、インスピレーションが絶対に必要です。
タロットに限らず占いをするということは、占者にそれがあるかないかでその結果に大きく当たり外れが出てくるのです。
そもそも、皆さんは「占い」と言う言葉を広辞苑で引いたことはあるでしょうか?
そこには「神意を問うこと」と、書かれています。
神意を問うには、神様からのメッセージを受け取れないとなりません。
「インスピレーションが冴える」というのは、神様から気づきをいただく、メッセージを与えられているということ。
つまり占いをするということは、それが西洋占星術であれ、九星気学、手相、易学など、どんな占いにせよ神様の意思を問い、そのメッセージを受け取るものなのです。
生年月日や、手相のように、そこに現れた形から答えを導き出す統計学の要素を含んだものもありますが、タロットには全くそれがないので、よりインスピレーションが冴えていることは重要になります。
ここまで読むと、もしかしたら人によっては「わたしにはインスプレーションがないからタロットは無理」という方もいらっしゃるかもしれません。
大丈夫です。そんな心配はいりません。
タロット占いができるかどうかは「タロットに興味があるか?」に大きな鍵があります。
「神様はインスピレーションを磨けない方には興味も持たせない」という話を聞いたことがあります。
もしもタロット占いには興味がなかったとしても、タロットの絵に興味があるだけでも良いのです。
カードは様々な種類があり、中には画家のダリが手がけてものや、不思議の国のアリスがモチーフのもの、漫画家の方が手がけたもの、様々ありますのでそのどれか一つにでも興味があるのでしたら、「インスピレーションが磨ける人」であるのと同時に「タロット占いをする素質がある人」といっても過言ではありません。
ではインスピレーションを磨くにはどうしたら良いでしょうか?
まずは日頃から心と体のコンディションを整えておくことが重要です。
私たちは心も体もそのすべてが神様からのメッセージを受け取る受信機と考えます。
受信機の調子が悪いと、せっかくのメッセージを間違えて受け止めてしまったり、そもそも受け取れないということになってしまいます。
また見えない世界には高次元の神霊界があるのと同時に、低い獣霊界なども存在します。
受信機がバランスを崩していると、低い獣霊界とチャンネルが合いやすくなるので危険なのです。
いつもキチンとメッセージを受け止めるために心と体のコンディションを整えておきましょう。
またタロットで占いをするにはいくつかの守らねばならない禁忌事項があります。
いくつかありますが最も守らねばならない禁忌事項の中に
- 体調の悪いときには占ってはならない
- お酒を飲んだら占ってはならない
- 自分のタロットカードは人に貸してはならない
などがあります。
これらを守るからこそ、インスピレーションが冴え、きちんと神様からのメッセージを受け取ることができるのです。
タロットの占いが得意とすることは
- 近未来の運勢
- 気持ちを知る
- 使命を知る
- 前世から託されたテーマを知る
タロットで占いをするにはインスピレーションが欠かせないけれど、カードに興味があれば、それを磨くことができます。