№21
占いは技術じゃない。
大切なのは、神の声を聴く自分を育てること
タロット占いは、実はとても簡単です。
カードがあって、やり方さえわかれば、誰にでもできます。
カードを手にしたその日から、
「占い師」を名乗ることだってできるかもしれません。
たとえば、イエスかノーかを知りたいとき。
「イエスなら《世界》《星》《運命の輪》を出してください」
そう言ってカードを切れば、答えは出ます。
・今日、上司に「早く帰りたい」と言ったら帰れますか?
・日曜日の映画にAさんを誘ったら、一緒に行ってくれますか?
こんなふうに、いろいろ占うこともできます。
以前、とても質問の多いお客様がいらっしゃいました。
「彼が昨日会っていたのは女性ですか?」
「彼は昨日、自宅に帰りましたか?」
「上司はまだ怒っていますか?」
「上司は私より〇〇さんを評価していますか?」
次から次へと質問が続き、
正位置か逆位置かだけで占ったこともあります。
これなら、
カードの意味を覚えていなくてもできてしまいます。
でも――
それで、本当にいいのでしょうか。
私は僧侶として、ご祈祷も行います。
以前、祈祷の所作について先生にLINEをしたことがありました。
そのとき返ってきた言葉が、
今も心に残っています。
「所作だけなら、高校生でもできます。
大切なのは、そこじゃありません」
タロット占いも、同じだと思うのです。
占いにおいて本当に大切なのは、
神様からのメッセージを受け取る“自分”が、どう在るか。
・心と身体のバランスは取れているか
・神を大切にしているか
・どれだけ目の前のゲストに寄り添えているか
そして――
神のメッセージを受け取る者としての
覚悟と自信を持っているか。
占いは、技術ではありません。
神の声を聴く自分を、日々育てていくこと。
そんなことを、
少しだけ意識してもらえたら嬉しいです。

















