カケイちゃんは2才年上でしたが、小柄で
かわいくてちょっと控えめの女性でした。
ある時期、よくランチをしたり
お茶をしたりしてました。
カケイちゃんはおとなしくて
あまり喋らないので
いつもわたしがいろいろ話し、
カケイちゃんはニコニコしながら、
聞いてくれ、時には声を出して
笑ったりしてくれていました。
わたしも、カケイちゃんに喜んでもらおうと
一生懸命話したものです。
けれどある時カケイちゃんに
「いつも恭子ちゃんばかり喋って
わたし、話せないじゃない!」と
怒られてしまい、びっくりしました。
どうやら、カケイちゃんも話したかったのに
いつもわたしが喋っているものだから、
我慢していたようなのです。
そんなことにも気づかず、いつも、
気分の悪い思いをさせていたのかと、
「気づかなくてごめんなさい」と謝りました。
それからなんとなくすれ違うことも多くなり、
いつの間にか音信不通になりましたが
今でも、あの時怒ったカケイちゃんのことが
忘れられません。
自分が良かれと思っていることが
相手を傷つけていることってありますよね。
カケイちゃん元気ですか?
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