妙恭帖第9帖 人の評価という鎖

妙恭帖 第九帖

「人の評価という鎖」

高校時代、Sちゃんという友だちがいました。

彼女はとても頭が良く、
テストではいつも高得点。

そのうえドラマも大好きで、

休み時間になると、
みんなと前日のドラマの話で盛り上がっていました。

「あれだけドラマを見ているのに、
いつ勉強してるんだろう?」

そんなふうによく言われていたほどです。

ところが、ある頃から
少し不思議な話を耳にしました。

「Sちゃん、実はドラマをちゃんと見てないかもしれない。」

私はドラマをほとんど見ていなかったので分からなかったのですが、

実際にドラマの話をすると、
内容をよく知らないことが意外とあったそうです。

もしかしたら予告編だけ見たり、
お母さんから内容を聞いていただけだったのかもしれません。

そして後になって分かったことがあります。

どうやらSちゃんは、

「ガリ勉じゃなくても勉強ができる人」

そう見られたかったそうです。

今思えば、
いつも人の目を気にして、
苦しかったのではないでしょうか。

でも、今なら分かります。

Sちゃんを苦しめていたのは、
本当は人の目ではありませんでした。

「人から評価されなければ意味がない」

そう信じ込んでいた、
自分自身の心だったのかもしれません。

今日のカードは 「正義」

このカードは、
「正しい裁き」と解釈されることが多いでしょう。

でも私は、

「人の評価ではなく、自分の真心に従いなさい」

という神さまからの教えだと受け取っています。

天秤に乗せるのは、
他人の評価ではありません。

自分の心です。

人からの評価は、
風向きのように変わります。

でも、

神さまの愛は変わりません。

だから私たちは、

人からの拍手を求めるのではなく、

神さまの導きを信じて歩めばいい。

それだけで、
魂は少しずつ自由になっていきます。

タロットは、

神さまが魂を自由にするために、与えてくださったバイブルです。

今日も一つ、

あなたの魂が自由になりますように。