妙恭帖 第七帖
「『手放せない』という鎖」

27歳の頃、3つ年上の彼がいました。
お互い一目惚れで、
あっという間に交際が始まり、
「いつか結婚しようね」
そんな話もしていました。
とても優しくて、
かっこいい彼でした。
けれど、いつの頃からか、
彼はあまり笑わなくなりました。
デートに誘っても、
「また今度ね」という返事が増え、
一緒に食事へ行くことさえ
難しくなっていきました。
もしかして嫌われたのかな。
その答えを聞くのが怖くて、
「別れることになるかもしれない」
そう思うだけで
食事も喉を通らず、
私はどんどん痩せていきました。
毎日が、本当に苦しかったのです。
でも、
今ならわかります。
私を苦しめていたのは
現実ではなく、
「付き合ったのだから
結婚しなければならない」
という思い込みでした。
つまり、
執着という鎖だったのです。
今日のタロットは
「吊るし人」。

このカードは、
「身動きが取れない」
と読むことが多いですが、
私は
「一度すべてを手放してごらん」
という神さまからの
メッセージとして受け取りました。
実際、その後、
私は彼に振られてしまいました。
でも、不思議なことに、
きちんと終わりが決まった瞬間、
心は驚くほど軽くなりました。
そして翌日には、
英会話教室の体験レッスンへ
行っていました。
時間もできましたしね(笑)。
執着を手放すとは、
諦めることではありません。
神さまを信じて、
「もっと良い導きがきっとある」
と心を開くことです。
タロットは、
神さまが、私たちの魂を
自由にするために与えてくださった バイブルです。
あなたは今、
何を強く握りしめていますか。
その手を少しだけ緩めたとき、
神さまが用意してくださっている、
新しい景色が
見えてくるかもしれません。
魂を自由に。
阿闍梨タロットマスター妙恭



















