大アルカナー16・THE TOWER タワー塔を解説【佐々木皓咲のタロットレッスン】 

タロットによる神様の言葉の伝道師
佐々木皓咲のタロットレッスンです。

このレッスンではタロットカード一枚一枚を簡単に魅力的にお伝えいたします。

第16回目は、78枚あるタロットカードの中から、大アルカナと言われるメジャーカードの16番「塔」を解説します。

タロットレッスン 大アルカナー16 THE TOWER タワー 塔

真っ暗闇にそびえ立つ塔。今空には稲妻が走り、塔の天辺を直撃します。
火の粉が舞い、塔から放り出された男女が転落して行く恐ろしい様子が描かれています。

このカードはアクシデント、ハプニング、危険な知らせを表します。

この男女が何か悪いことをしたのでしょうか?そんなことはありません。2人は高い塔を建てたかったのです。誰の塔よりも高い塔を建てたかった。そのために日夜惜しまず寝る間も、食べる間も惜しんでその労力に全てを捧げました。ただそれだけでした。それだけだったのに、その全てを奪うかのように稲妻が落とされます。

では誰がこの稲妻を落としたのでしょう?それは神様です。この絵をよく見てください。
この塔の礎になっているところ。塔を建てるにはふさわしくないボロボロの土壌なのです。そもそもここに高い塔を建てるなんて事は無理でした。もしかしたら最初のうち2人はこの土壌に見合った塔にしようと思っていたかもしれません。けれど他の塔を見ているうち、どんどん高くなる人の塔をみているうちに欲が出たのです。

気付くとその土壌では支え切れないほどの高い塔になっていました。
稲妻を落としたのは神様のいたずらではありません。
愛なのです。
なんとかこの2人を救いたいと思った神様が最後に選んだ手段だったのです。

カードの正位置と逆位置の意味の違い

このカードが正位置なら崩壊、アクシデントを表し、逆位置なら崩壊により新しいものが生まれる

このカードは今までの間違った歩みを神様によって精算されることを表します。

正位置で崩壊した塔を逆位置で新しく建て始めることができますが、たくさんの時間と労力をかけて造ったものを失い、これから新たにと思うことは簡単なことではありません。

いま崩壊を迎えないためにできること、それは大改革なのです。

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