妙恭帖 第三十一帖
「神さまは、なぜ一度うまくいったものを壊すの?」
文章を書く機会がわりとあります。
最近は、とりあえず文章の骨格だけ作って、ChatGPTに整えてもらうことも多いのですが、ちょっと前まではそうではありませんでした。
ある時、ビジネススクールの課題で、1000文字程度の自己紹介文を書くことになりました。
スマホに向かって、
「何を書こうかな」
「何を書くことが、わたしの売りになるかな?」
なんて、いろいろ考えながら入力していきました。
自分のことを書くとはいえ、だからこそ難しかったりします。
かなり悩みながら、時間をかけて、ようやく書き上げました。
「できたー!」
さあ、保存!
……というところで、
手が滑って、
「削除」!
えええええええーーー!!
頭は真っ白。
ガラガラガラ……と、何かが崩れ落ちる音を聞いたようでした。
「神さま、やっとここまで来たのにーー!」
🃏 今日のタロットは「塔」
塔は「罰」ではありません。
今あるものを一度崩すことで、
「そっちじゃないよ」
と、方向を正してくれるカードです。
おそらく、あの時のわたしの文章も、
方向が少し違っていたのでしょう。
神さま、かなり荒手の方法でしたけど(笑)
結局その時は、記憶を頼りに、ほぼ同じような文章を書き直しました。
でも今思うと、
あれは全然違ったな、と思います。
当時のわたしは、
持っている資格や、仕事のキャリアの長さを中心に自己紹介を書いていました。
でも、きっと伝えるべきことは、そこではなかった。
今なら、あの時とはまったく違う自己紹介文が書けそうです。
神さまが一度うまくいったものを壊す時。
それは、
もっとあなたらしい場所へ向かうためなのかもしれません。



















