妙恭帖 第三十五帖
「神さまは、なぜ苦手なことをやらせるの?」
今の仕事になる前は、
事務職をしていることが多かったです。
でも、それは得意だったからではなくて、
なんとなく「とりあえず事務」みたいな感じ。
むしろ、大の苦手でした。
何回計算しても合わない。
記帳ミスもしょっちゅう。
「伝えておいて」と言われたことを忘れる。
書類のまとめ方が汚いと言われたことも💦
あーあ。
なんでわたし、こんなに事務ができないんだろう。
泣きたくなることも多々ありました。
神さまは、なぜ私たちに
苦手なことを経験させるのでしょう?
もしかすると、苦しかったのは、
「苦手なものは、私には必要のないもの」
と思っていたからかもしれません。
でも人生を振り返ると、
苦手だったことが、
後になって思いがけない形で役に立つことがあります。
神さまは、
「上手になりなさい」
と言っているのではなく、
「あなたの世界を、もう少し広げてごらん」
と言っているのかもしれません。
今日のタロットは「魔術師」。
魔術師のテーブルには、
いろいろな道具が並んでいます。
得意なものだけではありません。
与えられたものを使いながら、
「さて、これで何を創ろうか」
と始めるカードです。
タロットは神さまが、
私たちの魂を自由にするために与えてくださったバイブルです。
魔術師は、
「何でもできる人になりなさい」
ではなく、
「あなたに与えられたものを使ってみなさい。
そこから新しい世界が始まりますよ」
と教えてくれているのかもしれません。
26歳で四柱推命に出会い、
当時の先生に、
「あなたは事務が合わないタイプだね」
と言われた時には、
「だからかーー!」
と、ものすごく腑に落ちました。
なんだかスッキリしたのを覚えています。
でも今振り返って、
事務職をしていた時代が無駄だったとは思いません。
会社だからこそ学べたことも、たくさんありました。
その後、占いや整体師の資格を取り、
まったく違う道へ進みましたが、
その前に事務職を経験していて、
よかったなと思っています。
苦手なことは、
あなたに「向いていない」と教えるためだけに
現れるのではないのかもしれません。
その経験もまた、
いつかあなたが新しい世界を創るための
ひとつの道具になるのです。





















