妙恭帖 第十一帖 「『役に立たなきゃ』という鎖」

妙恭帖 第十一帖
「『役に立たなきゃ』という鎖」

25年前、占い蓮がオープンしたとき、
私もオープンメンバーとして働き始めました。

ただ、その頃は別の仕事と掛け持ちで、
週に5日間はそちらで働き、
休みの2日間に占い蓮へ入っていました。

当時、私ができた占いは
タロットと四柱推命だけ。

師匠は海外の仕事などで、
お店にいないことも多くありました。

だから私は、いつも焦っていました。

「早く、いろいろな占いが
できるようにならなきゃ」

「せっかく占いの仕事をする機会を
いただいたのだから、役に立たなきゃ」

そんな気持ちが、
とても強かったのです。

とはいえ、どうすれば
本当に役に立てるのかはわかりません。

それでも、自分なりに
いろいろなアイデアを出しました。

本業の合間にチラシを作ったり、
講師をするためのテキストを作ったり。

それまでまったく知らなかった
パワーストーンについて、
スタッフにも学んでもらおうと、
勝手にメールマガジンを始めたこともありました。

たまに何も予定のない休日があっても、

「休んだらダメ」

「占い蓮のことを考えなきゃ」

「もっと役に立たなきゃ」

そんなことばかり考えていました。

休むことは、
まるで罪であるかのように。

そして少しずつ、
体も心も苦しくなっていきました。

けれど、今ならわかります。

神さまは、
役に立つから私たちを
愛してくださるのではありません。

何もできない日も。

疲れている日も。

失敗してしまった日も。

私たちは変わらず、
神さまにとって大切な存在なのです。

今日のタロットは「女帝」。

女帝は、豊かさや愛、
そして命を育む力を表すカードです。

女帝は、何かを成し遂げたから
貴いのではありません。

そこに存在しているだけで、
周りをあたたかく包み、
豊かさを生み出していきます。

あなたも、役に立つから
貴いのではありません。

存在していること、
そのものが貴いのです。

何もできない日があってもいい。

誰かの期待に応えられない日が
あってもいい。

疲れたときには、
安心して休んでいいのです。

「役に立たなきゃ」という鎖。

あなたの心にも、ありませんか?

タロットは、
魂を自由にするために
神さまが与えてくださったバイブルです。

今日もあなたの魂が、
少し自由になりますように。