もし、余命一年だとしても、
それ、我慢して続けますか?
妙恭帖 第四十五帖
「もし人生があと一年なら、それでも続けますか?」
Yちゃんとは、友達の結婚式をきっかけに親しくなりました。
とてもまじめな人で、有名企業に勤めながら、お花、お茶、着付けを習い、お中元やお歳暮、先生へのお礼も欠かしません。
「大変なんだよね」と言いながらも、
「でも、やるのが当然だから」と続けていました。
ところが、いつの頃からか会えば愚痴ばかり。
会社、習い事、家族……。
そしてある時、病気で倒れてしまいました。
私たちは「いつか死ぬ」と知っていても、普段は忘れています。
だから、
もうやめたいのに続けていること。
「ここまでやったから」と手放せないこと。
「今さら変えられない」と諦めていることを抱えたまま、何年も過ごしてしまいます。
もし人生があと一年なら、
それでも続けますか?
今日のタロットは「死神」。
死神は命の終わりだけではなく、
役目を終えたものを終わらせる
という意味も持っています。
終わらせることは、挫折ではありません。
「終わらせなければ、始められないものもありますよ」
死神は、そう教えてくれているのかもしれません。
その後Yちゃんは突然、
「私、やりたいことやってなかった!」
と言って、全部やめてオーストラリアへ。
今頃きっと、のびのび生きていると思います。
死を意識することは、
死に向かって生きることではありません。
限りある時間を、本当に生きたい人生に使うこと。
魂を自由に。






















