妙恭帖 第二十七帖 「神さまは、なぜ行く手を阻むの?」

妙恭帖 第二十七帖

「神さまは、なぜ行く手を阻むの?」

高校時代、おもしろい英語の先生がいました。

ある時、先生がこんな話をしました。

「わたしね、若いころから老け顔だったし、ぜんぜんモテなかったのよ」

青春時代に恋もできなくて、

「もう少し顔がよかったらなぁって、何度も思ったわ」

と。

一生懸命やっているのに、なぜか進めない。

そんな時って、苦しいですよね。

でもそこには、

「この扉が開かなければ、私は幸せになれない」

という思い込みがあるのかもしれません。

今日のタロットは、

正義。

正義は、私たちの「欲しい」「欲しくない」だけではなく、もっと大きな視点から物事を見ます。

その時は納得できなくても、後になって、

「あそこへ行かなくてよかった」

「あの時、思いどおりにならなくてよかった」

と分かることがあります。

神さまの答えには、

「あなたが求めているものは、それじゃないよ」

という答えもあるのでしょう。

さて、その英語の先生。

ある時、

「もしかして私の顔は、日本人受けが悪いのかもしれない。だったら外国へ行こう!」

と思ったそうです。

そこから海外への旅が始まりました。

いろいろな国を旅するうちに、語学力もどんどん磨かれていったそうです。

そして、ある国へ行ったところ……

なんと、

モテモテ。

引く手あまただったそうです!!!

でも先生はそこで結婚せず、日本に戻り、英語を教える道を選びました。

もし若いころ、望んだとおりに恋人ができていたら、海外へ行こうとは思わなかったかもしれません。

人の人生って、本当にわかりませんね。

タロットは、

神さまが、私たちの魂を自由にするために与えてくださったバイブルです。

正義のカードは、

「あなたが望んだものが与えられることだけが、神さまの導きではありません」

と教えてくださっているのかもしれません。

開かない扉があったなら、

もしかしたらその横に、

あなたのための別の扉があるのかもしれません。